春はどこから来るかしら・・海から~山から~草むらから~

 先日、保育園の年長さんと一緒に末吉公園まで遠足にでかけました。行きはヨイヨイ~最後尾のわたしは園児らの健脚ぶりに感心しながら歩きました。

 園から石嶺のバス通りまでの道に出るまでに川が流れています。その川が、平良へと続きその後~末吉公園へと流れ~そし海へと流れるのだと副園長が説明をすると「えっスゴイッ」と感嘆の声も聞こえました。

 高いところから低いところへ・・小さな川でも必ず海へと続くことを、、理解したわけではないのでしょうが、「えっ」という驚きは大切にしたいのです。

 森は新緑の準備を始めていました。草むらを見るとスミレ、タンポポ、ツユクサととても小さな花々が咲き乱れもうすでに春爛漫でした。穏やかで豊かな一日を楽しみました。

 一方新聞で一面掲載されるウクライナの悲惨な戦争に怒りを隠せません。爆弾が打ち込まれ悲惨な情景が報道されています。世界中の人が平和を望んでいます。沖縄戦を経験した沖縄です。鉄砲の変わりにギターを・歌を・花を・・。世界の平和を願う仲間たちの祈りが届いて欲しいと願っています。

 さて、この頃のなんくる家は元気です。

 コロナ蔓延防止を終えて、子育て中の皆さんにもやっと少しだけの自由を取り戻しました。なんくる家を利用してくださるママたちにとっては、やっとゆっくり語れる時間と空間を得られたという喜びに満ちあふれています。玄関を行き来するママたちの声は弾んでいます。出会えた嬉しさが伝わります。

 人との会話に心満たされる時間を一人一人が感じているのでしょう。ママ友だから本音が出せるのですよね。子育ての喜びやその中にある悩みも語り合いたいのですね。

コロナ中の暮らしは長すぎました。担当も寂しかったのです。どうにかして繋がれることを模索していました。

 そんなとき、あるママから提案を頂いたそうです。長時間は居られない利用者さん同士の伝言カードを作りませんか?と。いまそれを実現するために準備中だそうです。楽しみにしてください。思いを言葉にして周りに伝え合えたらいいですね。楽しみです。

 なんくる家では、「語やびら」という大切な時間を月に一度持っています。子育中の親同士の語り合いの場で、今月で109回目を数えます。

 育てにくい我が子を育てる中での苦労、葛藤、そして喜び、、、そして誰にも言えなかった悩みも時には話されます。心臓から血がにじみそうな、うめき声も時には語ってくれます。

決して楽ではない子育て・・頑張っている姿には頭が下がります。

 みなさん、だれでも参加できます。気が向いたらお越しください。3月は環境が変化する季節です。穏やかに過ごせるよう祈ります。お健やかに・・。  園長・石川