3月の暦をめくったとたん風の流れが変わりました。暖かな南風がほほをなで通りすぎたと思えば突然つむじ風にも変化、タンポポ綿毛を遠くまで運ぶのをみました。
桜を見あげると新芽が揃い、花はサクランボへと姿を変え成長しています。すると待ってましたとばかりに鳥たちも鳴き始めます。今日は啓蟄、虫も地面から蠢きます。
 先日はひまわり組の子どもたちと末吉公園まで新緑の森の自然を体験してきました。みんみんで森の案内人の方をお願いして、森の生き物のことを色々と教えてもらいました。園児たちは目を輝かせて、聞き入っていました。アオガエルは水辺の木の上に数百個の卵を産み育てるのだそうです。オタマジャクシになる頃、ボチャッと水面に落下してもオタマジャクシが生きられるように環境を選択するだそうです。わたしも初めて知りました。驚きでした! 子どもたちの心に「不思議」の種をいっぱい蒔き、ドキドキワクワクした時間でした。
 3月は変化への兆しを受けながら次年度を整えていく月ですね。パパの転勤で家族ごと転居する子の転園の報告も数件受けました。子ども園への転園も多くありました。みどりの保育の良さをもっと知ってもらう課題が残り、園長としては残念で複雑な思いを抱きながら3月を向かえました。
 ひよこ組の子ら殆どが歩けるようになりました。成長と同時に感情表現も豊かになりました。
 たんぽぽ組は一人一人の個性が見事に表現されイヤイヤ期の真っ最中にいます。言葉での伝え合いも少しづつ理解し言葉の数も増え園内を目まぐるしく探検しています。
 個性派アイドル揃いの2歳クラスは話したいこと、やりたいことでいっぱーい!2階組に向けての探究心も旺盛になり気の合う友だちとの関係も深まりつつあります。
 ばら組、4月は宇宙人クラスのようなやんちゃな子らも、担任に見守られながら落ち着き、生活習慣も自立するなか、周りとの協調性も一段と成長しました。
 ゆり組、行事も中止があった中でしたが、お絵描き、制作など集中して取り組む中で表現活動もダイナミックで自信に満ちています。仲間意識も深まりました。
 ひまわり組、幼児期の仕上げのクラス。この一年間の成熟度は目を見張ります。0才からの体験が花開く年齢、これまで丁寧に種をまき、滋養土たっぷりの環境の中で育ち、「わたしの花」を見つけた子らは、見事に自分色の花を咲かせてくれました。目的意識をしっかりと持って前に進む姿に私たちもやる気をもらうのです。「卒園おめでとうあなたたちは私たちの宝物です」と職員一同、誇りを持って送り出します。 3月19日は卒園式です。
 コロナ対策や休園へのご協力など、この一年間もお世話になりました。 園長石川キヨ子 


3月の予定

1日(火) ひまわり組空手

8日(火) ひまわり組空手

10日(木) ひまわり組空手

11日(金) 嘉津宇岳登山

14日(月) 卒園式リハーサル

16日(水) 避難訓練

17日(木) お弁当会

19日(土) 卒園式13:30~

30、31日 新学期準備

4月1日(金) 入園式