えんだより4月号

元気な泣き声が園内に響く新学期が始まりました。元気な新人君の「イヤだ！」「あっちいけー」と、他者を寄せつけないことばに一瞬驚くものの、そうやって自分のテリトリーを守れることは、彼にとっては大切なことなのだと思いなおしました。拒絶するように激しく泣いている子でも「お水飲む？」の保育士の声かけに応えて一瞬泣き止みゴクリと飲み干す姿にも場馴れの兆候が見えて安堵感があります。「イヤダー」の泣き声。泣かずとも不安そうな顔。そんな我が子と離れるママの心情に心を寄せます。ママやパパの後ろ姿にも心細さがにじんでいます。後ろ髪を引かれながら仕事へ急ぐ姿にわたしは「大丈夫です」とエールを送ります。１週間～２週間の時間の経過を見守ってください。新学期は「ゴタゴタ期」園全体が始まりの月であり、変化の月のため、全てが動いているので、全体が騒々しくなってしまうのです。進級した子らにとっても教室が変わったり担任が変わったりと、変化がありゴタゴタしてしまうので「ゴタゴタ期」と私たちは定義づけています。
　「行きつ戻りつ～行きつ戻りつ」を繰り返しながら「先生大好き！友だち大好き！」へと移行していくのだと見通しを持っています。泣かないで周りを見る時間が多くなれば「楽しそう！」「美味しそう！」へと、心を誘われていつの間にか遊び始めているはずです。
　さて、新年度にあたって新入園児が２８人で、総合計１２４人です。　　　　　　　　
ひよこ（０才）女児７人　 たんぽぽ（１才）女児９　さくら・ちゅうりっぷ（２才）女児９人
　　　　　　 男児４人 　　　　　　　　　男児９人　　　　　　　　　　 　　　　男児15人

ばら（３才） 女児１２人　 ゆり（４才）女児８人　 ひまわり（5才）女児9人
　　　　 　　男児１６人 　　　　　　　男児17人　　　　　　　　　男児9人　

合計１２４人 ・・女児・・５４人　　男児・・７０人 ・・・男児が１６人多い　

以上園児の男女比は断然男児が多いことが分かります。特にゆり組では、男児が女児の倍の数在籍しています。数字だけでは確実ではありませんが、男児が多くなると、活発でエネルギーに溢れた日々が、想像できます。コロナ禍でもやれる活動として、部屋の中ではコーナー遊びの充実、戸外では、身近な自然を満喫しなが地域のへの散歩も充実させます。「遊びは脳への栄養」です。
　一人一人の興味関心を広げて遊びを充実させることでもっと保育園が楽しい場所に
　今年もみんなで楽しい保育園作りを！どうぞよろしくお願いします。　園長石川キヨ子