12月の声を聞いたとたん、北風が嵐のように強まりました。植木がゴロゴロ倒れたり突風の強さを思い知りました。それでも、太陽が出てきたら日差しの中では園児が庭に出ていつものように遊びます。子どもは風の子といいますが、それは今も昔も同じですね。
 11月は久々にコロナから解放され、園児も私たち職員も伸び伸びと過ごすことができました。コロナコロナとその感染状況に一点集中していた3年間でした。日々感染者の数が減り続けて11月後半はずっと5人以下の数字にホッとしたものです。早くマスクを外した以前の普段の生活を取り戻したいと願うばかりです。
 穏やかな年の暮れを願いながら、今年も残り少なくなった暦を一枚もぎりました。冬に向かって、インフルエンザの予防接種も始まりました。ワクチンの数が少ないという報道を受けて職員は近隣の病院で接種予約を行ないました。保護者のみなさんも、子どもたちも、それぞれに対策をお願いいたします。
 北風と共に幼い子らの体調は不安定な時期を迎えます。寒さがくると青っぱなの子が増えるのですね。朝起き掛けに、柔らかな肌着で身体全体を柔らかく乾布マッサージをすると皮膚が強くなり、寒さに強くなるといわれています。
 裸にして乾布マッサージをするという行いは、我が子の身体全体を把握することにもなります。昔ながらの子育てのヒントです。試してみてください。
 あっと言う間の年末ということで、あらためてふりかえってみると、大人は全てがマスクという暮らしの中で、子どもたちの育ちに何らかの影響はないかと、少し心配な時があります。
 密を避ける、という観点から、自由に異年齢の交流ができなかった。この点も気になっていた点でした。が、10月11月は、保育園の廊下をひよこ組がヨチヨチと探検し、2歳児のお兄ちゃんの遊びをじっと眺めていたり、たんぽぽ組が裏庭のブランコ広場へ足を伸ばしたり。
 また、2歳児は憧れの2階へと、自由に行き来したりと早速みどり保育園本来の自由さを取り戻した月でもありました。2階組は、ばら組さんも足腰強くなり近隣の公園への散歩を楽しんでいました。
  11月19日はひまわり組とゆり組全員、大型バスを貸し切って北部まで出かけてきました。秋恒例のドングリ拾いの遠足です。森の中への探検です。一人一人が緊張した様子もありました。が、「ドングリ、見つけた!」の歓声が聞こえたとたん「ぼくも」「わたしも」集中して楽しみました。
 クリスマスなど子どもにとっては楽しみ多い月ですね。    園長石川