島は暴風雨(カジフチ)  世界の旗なびく都会の夜よ 

 夏の花の代表、百日紅(サルスベリ)が咲くと、姉の誕生日です。その誕生日は奇しくも広島の原爆投下の同じ日「8月6日」を忘れません。

 戦争の記憶のない私にとって幼いころ聞いた母や姉や兄たちの恐ろしい戦争体験が私の記憶になっております。何度でも聞かされた広島、長崎のむごさ。オリンピックに世界の人たちが集いました。原爆が投下された8月に日本に集いました。

 どの人も平等に扱われる権利、多様性が尊重される社会、それぞれの国の文化が尊ばれることを目標にしたオリンピック。原爆が投下された夏、オリンピックの最中に、終戦記念日が重なります。

 それにしても、本当に開催されたのですね。色々な意見が飛び交いましたが、目の前で繰り広げられる熱き戦いから目が離せません。

 さて、コロナは化け物のように拡大化し恐怖心が走ります。一日の感染者数が400人という数字を前にして、小さな空間「なんくる家」に「来てください」と、云う呼びかけが、正しい行いなのかどうか・・・。もう、待っているだけの子育て支援から新しいつながり方へと、舵取りをしなければなりません。

 勿論、面と面との交流が一番ですが、それに加えてやれることから始めて参ります。遅ればせながらなんくる家も、オンラインでの「交流会」や「語やびら」など、画面繋がりのネットワークを広げます。

 同時に、園長の著書「沖縄昔ばなしの世界」から「ほぼほぼ研究所」の仲間涼子さんの読み聞かせ動画配信や担当者による「手遊びやわらべ歌」配信など、やれる範囲を広げていきます。

 それにしても、コロナ自粛が長引きすぎました。どなたも「外出自粛」「密を避ける」など、精一杯の努力を重ねている中で増え続ける感染者の数に、自分の努力がむくわれない虚しささえ覚えてしまいます。「なぜ?」「どうして?」が渦巻きます。

 自由に街を歩けていたあの頃、仲間と高らかに歌っていたあの頃、仲間と集って飲食を楽しんでいたあの頃の喜びを、全て返上している暮らし。これ以上どうすればいいのでしょうか?減らない感染者数に胃痛を覚えるのです。

 もうこれ以上は無理!と叫びたくなるところですが、今一度、気を引き締めなければなりません。それは、個々の喜びや楽しみ等々、手放した自由な時間、を取り戻す為です。

 守らない人への強い制裁を求めてしまう負の感情ではなく、「~いつでも夢を~心に愛を~」こんな時こそ、揺るぎない寛容な心を忘れません。                 園長 石川

コロナ禍である事も考慮し、これまでの「語やびら~」をZOOMで行うことにしました。参加される方は、事前予約が必要です。ご連絡お待ちしています。また、「ZOOMであそぼう」では、担当者の読み聞かせや手あそびで、少しの時間楽しみませんか?ご予約お待ちしていま~す。            ※ご予約は、保護者のお名前をメールで送ってください。ID・パスワードを送ります